インフレとデフレのお話

インフレとデフレのお話。今ある1万円、10年後はいくらでしょうか。
銀行に入れておけば1万円は1万円です。あ、一応利息がつきますね!
10年の定期預金で0.002%とかなので、1万円入れて10年後には10,002円になります。(2021年現在、みずほ銀行定期預金)
はい。ご覧の通り、銀行の金利というのはもう、実質0と思っていいでしょう。
元本が減らない、安全という代わりに利息はないというのが今の銀行です。
さてここで、よーく考えてみましょう。元本が保証されているとして、それは本当にノーリスクなのでしょうか。

今の価値と将来の価値

たとえば今あなたが5,000万円持っているとします。これだけあれば家も買えるし、特に生活に不自由することもないでしょう。今話題のセミリタイアだって現実的になってくる金額です。しかし、このお金を貯金しているだけでは10年後、20年後に同じく安心とはいえません。

インフレとデフレという言葉は聞いたことがあると思います。インフレとは物価上昇、デフレは下落ですね。ちなみに日本は長きにわたりデフレです。「物価が安いことは良いことじゃん!」なんて思っているかもしれませんが、実際は良いことばかりではありません。物価が安いという事は給料も安いということにつながります。日本にずっといると感じることは少ないのですが、実は今の日本は他の先進国と比較して物価も給料も安い国なんです。知ってました?それになんだか外資の資本が入った会社、増えたと思いませんか?そうです、日本の会社も安く売ってる(買えてしまう)んです。

余談ですが、昭和世代の人は、中国は物価が安いと思っていました。当時は実際に物価が安く、人件費も安いという理由で中国は日本の工場がたくさんありました。「made in china」で安かろう悪かろうのイメージでしたね。
でもこのイメージ、今はまったく逆ですよね。
中国人が日本に来て爆買いする時代です。日本は物価が安いから。
このデフレによる影響は日本経済にも大きく影響を与えています。それだけでもボリュームのあるお話なので、それは別の回で。

日本のインフレ

さて話は戻って、政府としては年間2%の物価上昇を目標としているらしいのですが、なかなか達成できていないのが現状です。

実際に日本では、戦後に大きなインフレがありました。1945年10月から1949年4月までの3年6か月の間に物価がが約100倍となったことがあります。つまり、さっきの例でいうと、たったの3年6か月で5,000万円が50万円程度の価値になってしまったとう事です。その頃の日本は1954年までに物価指数が300倍になったとも言われています。これがハイパーインフレです。さすがにここまでの急激なインフレは、今の日本では考えにくいですが、今の金融政策を続けていけば無いとも言い切れません。

そこまで行かなくても、長い時間を掛けてインフレするというのは政府の方針でもあるので、長期のインフレは十分にありえます。
ちなみに、物価が上昇したら生活ができない!と思う人もいるかもしれませんが、ゆるやかなインフレであれば国民の所得も一緒に上がっていくので通常は問題ありません。だだ、もし政府が目標としている2%のインフレが続いたとしたら、実は約36年で物価が2倍になります。逆に言えばお金の価値が半分になるということです。銀行に預けているだけなのに、お金の価値が半分になるということです。

ここまでで、元本が保証されていたとしても、お金を銀行に預けておくことはリスクもあることが分かって頂けたと思います。もちろん、元本が保証されるという安心感は大きいので完全に否定するものではありません。ではどうするのが良いでしょうか。

その答えが投資です。お金以外の形として資産として残しておくことで、インフレにも対応した形で資産を残すことができます。海外の資産を持つことで、日本のインフレやデフレに左右されない資産にもできます。もちろん、世界的なデフレになる可能性だってあります。色々なリスクに対応できるように、広く分散した投資をするのがおすすめです。

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